七角錐のおっさん将棋

おっさんが将棋を始めて初段を目指す

「相振り飛車の教科書」感想

相振り飛車の教科書

相振り飛車の教科書

四間飛車をずっと指し続けていて悩むのは、相手が飛車を振ってきたときにどうするか。

最初は四間飛車の形でむりやり戦っていたのですが、さすがにそれもどうかと。

居飛車側を持つことによって、逆に四間飛車の指し方も分かるのではないか。でも、相手が振り飛車でも四間飛車ではなかったら……。それとも、相振り飛車を勉強するか……。

そう感じていた頃、杉本昌隆七段の「杉本昌隆の振り飛車ナビゲーション (NHK将棋シリーズ)」で相振り飛車が紹介されていて、指してみたら意外と面白い。

というわけで、相振り飛車を勉強しようと本書を手に取りました。

対後手三間飛車で、3筋の歩交換にすぐに▲3七歩と打って受ける手をアマ向けに推奨して解説している「何でも美濃」編が、自分にとって非常に有用。

なお、菅井流対策は難しく感じたので流し読み(おそらく有段レベルではないかと思う)。

杉本先生の本は、感覚や方針を明快に言葉にしてくれているので、級位者には読みやすいです。良本。

現在の棋力
将棋ウォーズ(10分):2級(達成率 17.6%)
将棋クエスト(10分):4級(R 1372)